蛋白尿・尿潜血

蛋白尿・尿潜血を
指摘された方へ

蛋白尿・尿潜血を指摘された方へ

尿検査で「+」や「+2」と書かれた結果を見て、どう対応すれば良いか分からないという方は多いのではないでしょうか?尿検査の異常は、腎臓や尿路の問題を示唆するサインかもしれません。特に長年指摘され続けている方は、腎臓や尿路の病気も疑われますので、放置せずに一度当院へご相談ください。

蛋白尿・尿潜血とは?

蛋白尿

通常、タンパク質は腎臓でろ過される際に体内に戻されるため、尿にはほとんど含まれません。尿にタンパク質が出ているということは、腎臓のろ過機能に問題がある可能性を示しています。

尿潜血

尿潜血陽性は、尿中に血液(赤血球)が混じっている状態であり、腎臓や尿路(尿管・膀胱など)に異常がある可能性を示しています。目に見えない微量の血液を検出するため、見た目では異常が分からないことがほとんどです。

尿検査の判定の見方

判定 意味
−(陰性) 異常なし
±(擬陽性) ごく微量で正常の可能性もあるが、再検査が望ましい
1+(陽性) 異常の可能性あり、精密検査を推奨
2+~4+ 明らかな異常、精密検査が必要

±1程度でも病気が隠れている可能性があるため、軽視せず医療機関を受診しましょう。

異常を放置すると
どうなる?

腎臓病が隠れている可能性

蛋白尿や尿潜血は、慢性腎臓病(CKD)の初期症状として現れることがあります。腎臓病は自覚症状がないまま進行することが多く、気づいた時には腎機能が大きく低下しているケースも少なくありません。

腎機能低下が進行すると

腎臓の働きが悪くなると、体内の老廃物を十分に排出できなくなります。進行すると人工透析が必要になることもあります。一度低下した腎機能は元に戻りにくいため、早期発見と早期治療が重要です。

その他の病気の可能性

蛋白尿や尿潜血の原因には、糸球体腎炎やIgA腎症といった腎臓の病気のほか、尿路結石、膀胱炎、腫瘍などの尿路の病気も考えられます。いずれの場合でも尿検査のみでは確定診断ができないため、精密検査が必要です。

健康診断で
指摘されたら?

一過性の異常の場合もある

激しい運動、発熱、ストレス、月経などで一時的に尿蛋白や尿潜血が陽性になることもあります。ただし、一度の尿検査ではこれらと病気との鑑別はできないので、再検査でしっかりと確認することが重要です。

程度に関わらず
一度は専門医へ

腎臓は、「沈黙の臓器」と呼ばれるほど不調が分かりにくい臓器です。±1程度の軽度な異常でも、腎臓の病気が原因となっているケースもあります。軽度だからと自己判断せずに、専門医の評価を受けることが大切です。

当院での対応

腎臓専門医が診察

当院には腎臓疾患の専門医が在籍しています。蛋白尿・尿潜血の原因を専門的に評価して、適切な治療へとつなげます。長年経過観察と言われてきた方も、原因をはっきりさせるためにもぜひご相談ください。

詳しい検査で原因を特定

尿検査の再検査や血液検査(腎機能)を行い、必要に応じて腹部エコー検査なども実施します。原因に応じた適切な対応をご提案いたします。

早期発見・早期対応が大切

腎臓病は、早期に発見すれば進行を遅らせることが可能です。定期的な経過観察が必要な場合も、その頻度や注意点についても丁寧にご説明いたします。漠然と様子を見るのではなく、専門医の管理のもとで「適切な頻度で診察と検査を受けること」が大切です。

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