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- HbA1c・血糖値が高い
血糖値の異常を
指摘された方へ

健康診断で血糖値やHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の異常を指摘されて、「少し高いだけ」「まだ糖尿病ではない」と放置していませんか?血糖値が高い状態を放置すると糖尿病へと進行し、深刻な合併症を招く恐れがあります。早めに対応することで、糖尿病への進行を防げる可能性があります。
血糖値・HbA1cとは?
血糖値
血糖値は、血液中のブドウ糖の濃度のことです。食事をすると血糖値は上昇して、膵臓から分泌されるインスリンによって調整されます。食事や運動の影響を受けて常に変動するため、健康診断では主に「空腹時血糖」と「随時血糖」が測定されます。
- 空腹時血糖…10時間以上絶食した状態で測定
- 随時血糖…食事のタイミングに関係なく測定
HbA1c
HbA1cは、赤血球中のヘモグロビンとブドウ糖が結合したものです。過去1~2か月の平均的な血糖状態を反映する指標で、血糖値とは違って直前の食事や運動の影響をほとんど受けません。糖尿病の診断のほか、長期的な血糖コントロールの評価にも用いられます。
血糖値・HbA1cの基準値
※表は左右にスクロールして確認することができます。
| 区分 | 空腹時血糖 | 随時血糖 | HbA1c |
|---|---|---|---|
| 正常型 | 100mg/dL未満 | 140mg/dL未満 | 5.6%未満 |
| 境界型(糖尿病予備軍) | 100~125mg/dL | 140~199mg/dL | 5.6~6.4% |
| 糖尿病型 | 126mg/dL以上 | 200mg/dL以上 | 6.5%以上 |
※境界型は「糖尿病予備軍」とも呼ばれ、糖尿病の一歩手前の状態です
異常を放置すると
どうなる?
糖尿病への進行
血糖値が高い状態が続くと、膵臓に負担がかかり、インスリンの分泌機能が徐々に低下します。糖尿病予備軍の段階で対処すれば、正常な状態へ戻せる可能性がありますが、放置すれば糖尿病へ進行してしまいます。
動脈硬化による合併症
高血糖状態が長期間続くと、血管を傷つけて動脈硬化を促進します。動脈硬化の進行は全身に様々な合併症を招くリスクがあり、ある日突然、脳卒中や心筋梗塞などの重篤な病気に見舞われる可能性もあります。また、脂質異常症や高血圧などと重なると、リスクはさらに増大します。
糖尿病の三大合併症
糖尿病の合併症として代表的なものに、以下の3つがあります。いずれも日常生活に大きな支障をきたす可能性がありますので、これらの合併症が起こる前に糖尿病を治療することが大切です。
- 糖尿病網膜症:目の血管が傷つき、視力低下や失明の原因になります
- 糖尿病性腎症:腎臓の機能が低下して、進行すると人工透析が必要になることもあります
- 糖尿病性神経障害:手足のしびれや感覚の低下が起こり、傷に気づかず手足の壊疽(※)に至ることもあります
(※)壊疽(えそ)…組織が腐敗した状態。重症例では手足の切断が必要になることもある
自覚症状がないまま
進行する糖尿病
初期の糖尿病はほとんど症状がありません。喉の渇きや頻尿などの症状が現れた時には、すでに病状が進行していることも少なくありません。だからこそ、健康診断での早期発見が重要です。
健康診断で
指摘されたら?
「糖尿病予備軍」でも
油断しない
境界型は糖尿病の一歩手前の状態です。放置すれば数年で糖尿病に進行するケースも少なくありません。しかし、この段階で生活習慣を見直せば、正常に戻せる可能性が高くなります。
血糖値とHbA1cの
両方を確認する
血糖値は測定時点の状態を示すため、たまたま高かった可能性もあります。一方、HbA1cが高ければ、慢性的に血糖値が高い状態と判断できます。両方の数値を合わせて見ることで、より正確に状態を把握できます。
毎年数値が上がっている
場合は要注意
基準値内でも、毎年少しずつ数値が上がっている場合は注意が必要です。早めに生活習慣を見直して、糖尿病への進行を予防するようにしましょう。
生活習慣の改善
食事の食べ過ぎに注意して、無理なく続けられる運動など、生活習慣を見直しましょう。
当院での対応
詳しい検査で現状を把握
健診結果をお持ちいただければ、数値の意味を詳しくご説明いたします。必要に応じて追加の血液検査を行い、現状を正確に把握します。
HbA1cは当日結果を
お伝えできます
一般的なクリニックではHbA1cの結果は翌日以降になることが多いですが、当院では院内で検査を行い、当日中に結果をお伝えできます。その場で今後の対応についてご相談いただけます。
必要に応じて薬物療法
生活習慣の改善だけでは不十分な場合は、薬による治療も検討します。早めの対応で合併症のリスクを軽減できます。